キューブ水槽で作る苔テラリウム

たびたびメディアで取り上げられる苔テラリウム。
水草水槽が趣味でしたので、苔テラリウムに応用したら面白いんじゃないかと思って過去にいろいろ作りました。
その中からキューブ水槽でレイアウトしたものをいくつかご紹介します。

30㎝キューブ水槽

確か友人に頼まれて制作したもの。
そこそこ気に入ってくれてました。

ゾウや鹿なんか入れてますが、動物フィギュアを入れると一気にジオラマ感がでます。

大きい苔テラリウムだと、フィギュアをあれこれ入れ替えるのが楽しいですよ。

 

20㎝キューブ水槽

苔テラリウムを初めて半年あたりに制作したものです。

石を組み、山ゴケとコウヤノマンネングサを使用した、シンプルなレイアウトです。
今見ると、これはこれで悪くはないかな、という感じです(笑)
ネイチャーアクアリウムっぽいですね。

前面には化粧砂を薄く敷いています。

ケト土・赤玉土・ピートモスなどを混ぜた用土に、石を埋め込むようにして配置しています。
用土にケト土を混ぜておくと、粘土上になるので石の固定が簡単です。
アクアリウムで石組水槽をつくろうとすると、石の固定にかなり手こずりますが、この方法だと簡単に石が組めます。

ただし、一度乾燥してしまうとなかなか水分を吸収しなくなるので、注意です。
石を配置していない場所は、ケト土を配合しない保水力のある用土を入れてあげた方が良いでしょう。

コケテラリウムいいところは、最初からぎっしり苔を埋め込んであげれば、いきなり完成!というところです。
管理数日~1週間に一回の霧吹きで問題ありません。
水草水槽の場合だと、下草が生えそろって絨毯になるまで時間が掛かりますし、トリミングや肥料の調整が大変ですからね。

コケテラリウムって、割としっかり光量が必要なようで、窓際においてあげた方が状態が良いです。
ただし西日が当たるとはコケが痛んでしまうので、それは避けましょう。
高光量のLEDライトを6時間程度当ててあげるか、適度な日が差し込む窓辺に設置してあげるのがオススメです。

ちなみにこの作品に使用したコトブキのブラックシリコンの水槽は、苔テラリウムを制作するのにとても適しています。
まずこのサイズの20㎝キューブ水槽って、あんまりないんですよね。
苔テラリウムを制作するのに、非常に程よい大きさです。
また、付属のガラス蓋の隙間が小さいので、水槽内の湿度を高く保つことができ、苔の育成が非常に容易になります。
一般的なガラス蓋は角を大きくカットしているので、隙間を何かで塞いであげないと、すぐに乾燥してしまいますね。

その後、あれこれ試行錯誤し、青い砂を用いて川を作るようにになりました。
使用する苔の種類、石の数も次第に増えていきます・・・

使用した苔

  • コウヤノマンネングサ
  • 山ゴケ(ホソバオキナゴケ)
  • タマゴケ
  • シッポゴケ
  • コツボゴケ
  • フデゴケ

などを植栽しています。

どんどん凝ってしまって、収集が付かなくなってますね。
数を作るにつれて石組みのスピードが相当速くなり、ありあわせの石でレイアウトをつくる術を得ましたが、いったいそれが何の役に立つんですか(怒)

下は同じ時期に作ったものです。

このような少し大きめの器で凝ったコケテラリウムを作るのは、とっても楽しいです。

作るのは少し手間がかかりますが、小さなコケテラリウムを制作するのとは、また違った楽しさがあります。

大自然を創造する神のような感覚になれます(笑)

最後に

キューブ水槽で作るコケテラリウム、いかがでしたでしょうか。
小瓶で作るのが一般的なので、キューブ水槽で作ってみるのも楽しいですよ。

近いうちに詳しい作り方もご紹介したいと思います。