ウォーターローンの水上栽培で育成してみる

ウォーターローンの水上栽培をやってみます。

育成方法

完全に水上で育成するよりも、水没状態の方が成長が早いという情報もあったので、
間をとって高湿度の状態で育成することにしました。

ミスト式と呼ばれる育成方法に近いですね。

今回は常時エアレーションをしてみることにしました。
空気を送り込むことによって、熱がこもり過ぎるのを防ぎ、常に新鮮な空気を送り込んでやろうという考えです。

ウォーターローンの水中用をポットに小分けにして植え込みました。

育苗用のトレーを水槽に設置し、その上にポットを置きました。

水位は、ポットに水が1cm程浸かるくらいで維持してみます。
ウォーターローンに限らず、あまり水位を高くすると失敗することが多いので。

この水位でも湿度が高いので十分でしょう。
用土が乾く気配はありません。

日中暖かくなると、若干蒸れます。

夏場は遮光が必要ですね。

ライトですが、窓際に置いて日光が入るようにし、さらに横から植物育成用のLEDを照らしています。

こんな感じで光が窓から差し込んできます。

怪しい光。

このライトは植物の状態が観察しにくいのが難点です。
中国産の謎のライトですが、ちゃんと育ちます。

用土は新しいソイル(プラチナソイル)と、使い古したいろいろ混ざってる用土の2種類で実験します。

スペースが余ったので、ミクロソリウム・ウェンディロブとアヌビアスナナ、ホシクサsp.ポラリスも入れてみます。

成長過程

植え付けから約1週間後

ちょこっとだけ成長したように見えます。

新芽が出てるような・・・

とりあえず枯れていくような様子は今のところありません。

2週間後

水上葉を出し始めました。

これから勢いが出てくるとうれしいのですが。

水中葉よりも葉が短く、太いですね。
順調に成長しています。

3週間後

だいぶ水上葉が出ましたね。

成長スピードに勢いが出始めたような気がします。

細いランナー?が伸びて、そこから葉が出てるのが観察できます。

ウォーターローンってこんな感じで増殖していくんですね。

ちなみに、新しいソイルで植えたやつを全然アップしてなかったですね。
今のところ、使い古しの用土と大して成長のスピードは変わらないです。

5週間後

ボリュームが出てきました。

よく見ると地下茎をたくさん出しているのがわかります。

なかなか成長が遅く感じましたが、土中の見えない部分は着実に成長しているようです。

ここまでくればポットを覆いつくす日も近そうです。

用土を目いっぱい入れたために、ポットからはみ出すように成長しています。

はみ出したものが、今後どのように成長していくのか楽しみです。

ウォーターローンの捕虫嚢

ポットの底から、捕虫嚢がはみ出してきました。
あまり観察する機会が無いので、ありがたいですね。

それなりに深く根が張っているようです。

1か月と3週間後

ほとんどポット全体まで広がりました。

ちょこん、と植えた場合は鉢いっぱいになるまでに2か月はかかるようです。

少し早いですが、大きな鉢が家にあったので、植え替えてしまいました。

ミミカキグサの仲間はピートモスが適しているということで、
それに倣ってピートモス主体の用土にすることに。

使い古しのソイルや赤玉土も混ぜました。

そして、新設したプレハブ温室に移動しました。

まだ寒いので、水槽用のヒーターを入れてます。

植え替え後は、どんなふうに育ってくれるか楽しみです。

2か月と1週間後

当初小さな素焼き鉢に植えたものは、ぎっしり綺麗に育ってくれました。

 

実験結果はこの記事内で随時更新していきます。