熱帯魚を飼育している60㎝水槽が緑っぽい色に濁ってしまいました。
おそらく植物プランクトンが発生することによって濁っているのだと思います。
青水やグリーンウォーターと呼ばれるものですね。
(アオコと呼ばれることもありますが、水面に植物性が大量に溜まっている状態を指すようです)
メダカや金魚の屋外飼育をしている人たちにとって、この青水が、ありがたいという場合があります。
青水に含まれる植物性プランクトンをメダカや金魚が食べることで、健康状態が良くなるからです。
また、稚魚の生存率が上がったりします。
魚の健康面にいい影響があったとしても、水槽が濁っていると魚が観察できないの面白くないですし、
なにより健康状態のチェックがしにくくなるので、早速対処してみたいと思います。
もくじ
今回青水が発生した原因は?
撮影初日はこんな感じ。
メダカもいますが、ダイヤモンドネオンやコリドラスなどを飼育しています。
さて、思い返してみると、最近照明の時間管理が雑になっていました。
ライトをつけっぱなしで寝てしまうことも何度か・・・
いかんいかん。
スイッチのオンオフを手動にしていると、どうしてもライトを当てる時間が不規則になってしまうんですよね~
そしてまたつけっぱなしで寝る
記事にしようと思って撮影したそばから、またつけっぱなしで寝てしまいました。
たった一日でここまで青水が濃くなってしまいました。
青水ってすごい。
ただ、今まで結構な数の水槽を管理してきましたが、この程度の光量で、しかも屋内水槽で青水が発生するのはちょっと珍しいですね。
屋外に水槽を置いて、結構しっかり日光が当たらないと青水はできないと思っていましたので。
ちなみにこの水槽にはコトブキのLEDライトを使用しています。
これは薄くてコンパクトな割に結構明るくて気に入ってます。
青水はpHが高くなる
どういう原理化はわかりませんが、青水はpHが高くなります。
この水槽の場合は、なんと9.2でした。
今のところも熱帯魚たちは問題なさそうに泳いでますが、弱酸性を好むような魚にとってはあまりいい環境ではないかもしれません。
対策はどうする?
水槽の水換えと砂利掃除をしてみる
効果は薄いと思いますが、砂利掃除をしながら水換えをしてみます。
ひとまずこれによって、植物プランクトンの濃度は薄くなりますね。
水換えを何度繰り返しても透明にならないときは、全換水することで収まることが多いです。
中途半端に水が残っていてはだめで、文字通り全部換えます。
ただし、生体に大きな負担がかかるので、大きなリスクがあることを忘れないようにしましょう。
ライトの電源にタイマーを設置しよう
長時間の強い照明が、青水になってしまう大きな要素です。
というわけで、照明を付ける時間を、規則的に、今より短く管理します。
僕が好きなのはアナログ式のタイマーです。
直感的にオンオフの設定ができるので気に入ってます。
デジタル式のタイマーの方は、ちょっと設定がめんどくさいので、僕はあまり使いません。
このようにライトをタイマーで管理することで、毎日のスイッチ切り替えの手間も抑えることができますし、
規則正しくライトを照射することができます。
適切な照射時間で管理すれば、いろんなタイプの藻類(コケ)が発生しにくくなります。
水草や生体の健康にも、規則的に切り替わる照明はいいのです。
ライトを何日か消してるのも手
一度青水が発生すると、照明時間を落としても消えないことがあります。
そんな場合は、ライトを数日間消してみましょう。
窓から光が入る場合は、水槽に布などをかぶせて光をしっかり遮断すると効果的です。
水草が入っている水槽の場合は、多少なりダメージはあるでしょう。
致命的なダメージになることは少ないですが。
青水水槽のその後
今回僕がやったことは、砂利掃除と水換え、照明をタイマーで管理(8時間)、そして水面を覆っていたマツモの除去です。
1週間後
ほぼ透明になりました。
3~4日後辺りから、一気に透明になっていきました。
どんどん透明度が上がっているので、青水が再発することは無さそうです。
なぜ青水が透明になったのか?
規則的で適切な照明時間の管理は、今回の青水改善の要因として大きかったとは思います
。
しかし、ほかに管理している8本の水槽も、同じ照明時間と、同じようなメンテナンスをしていたのに、
青水になることはありませんでした。
水面の淀みなども関係していた?
僕の想像ですが、水面を覆っていたマツモを取り除いたことも大きいのではないかと考えています。
ちなみに取り除いたマツモは茶ゴケに覆われて汚い状態でした。
水面付近の水の淀み、マツモにエサの食べ残しが溜まっていた、
水面はライトから近く光量が強い、といった事などが、青水ができやすい環境になる、何らかの作用をしていたのかもしれません。
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