ウサギゴケを育ててみる

ウサギゴケを手に入れたよ

ウサギゴケを購入しました。

花がウサギの形をしていることから、この名前で呼ばれています。

ちなみに苔ではなく、タヌキモ科の植物で、ミミカキグサの仲間です。

学名はウトリクラリア・サンダーソニー(Utricularia sandersonii)。

ウトリクラリアと言えば、お馴染み水草のウォーターローン(ウトリクラリア・グラミリフォリア)もですね。
ウォターローンの水上栽培を始めたことがきっかけで、ミミカキグサの可愛さにはまってしまいました。

ウサギゴケの存在はツイッターで見かけて以前から知っていたのですが、
ウォーターローンの栽培をきっかけに思い出して購入した次第です。

こんなカワイイ見た目ですが、実は食虫植物です。

地下茎に捕虫嚢と呼ばれる小さな袋状の捕虫器官をもっています。

食虫といっても蚊やハエなどを食べるわけではなく、
小さな微生物しか捕らえることができません。

葉の形状はウォーターローンとだいぶ違いますね。

つぼみが出ているので、近いうちに花が咲いてくれるかも。
ウサギの形の花を見るのが楽しみです。

一方こちら、一緒に購入したクリオネゴケというものは、ウォーターローンに葉の形状がよく似ています。

ウサギゴケと同様に、クリオネの形をした花を咲かせることから、この名前で呼ばれています。

また、青花ウサギゴケというものも購入しました。

花の色と形状、大きさが通常のウサギゴケとは異なるタイプです。

葉の形状は肉眼で見る限り、ウサギゴケと違いが無さそうです。

もう一つ、ウトリクラリア・リビダ・メキシコというものも注文しました。

これだけ葉が枯れたものが多かったです。
購入したのが冬だったので、耐寒性が違うのでしょうか?

花が咲いた状態で届きました。

かわいいです。

ウサギゴケの育て方

育成は簡単で、よく増えるらしいです。

基本的にポットを水を張った受け皿に入れて管理をする、「腰水」で育てます。

用土はピートモスをメインにすると良いようです。

肥料は必要ないとされています。
野生では肥料分の少ない湿地の岩壁などに着生しているためですね。

下手にあげると悪影響が出るでしょうし、腰水栽培が基本なので、藻類が発生して見た目も良くないでしょう。

栽培記録

鉢いっぱいに育ち、株分けできるまで観察してみます。

今回は、冬ということもあり、栽培するスペースが限られているため、
暖かくなるまで室内温室の、ガラス水槽の中で育成することにしました。

常に高湿度の状態ですので、今回は腰水で管理はしません。

日光が差し込む窓際はすでに場所が埋まっているので、LEDで育成します。

成長過程

1週間後

なかなか成長が早いです。
ランナーを出し、新芽もたくさん出ました。

ただ光量が足りないのか、少し徒長しているようです。
やっぱり日光大事ですね。

なにはともあれ、つぼみが開きはじめています。

思っていたよりもすぐに、ウサギに出会えそうです。

1週間と2日後

ウサギゴケの花が咲きました。

ちゃんとかわいいウサギの形をしています。

そういえば、葉の形が変わりました。
写真だとわかりにくいのですが、葉がより大きくなり、先端が少し枝分かれしたような形状になりました。

水草のように、湿度によって葉の形状が変化するのでしょうか。

株分けしてみる

1か月ほどでポット全体を覆うほどに成長したので、株分けしてみました。

土の粒が大きくて後悔。

とりあえず今のところ順調に育っているようです。

栽培記録はこのページ内で随時更新していきます。