溜め水タンク・水槽を自作する

水槽が一本、2本であれば、水道水をバケツにためて水換えを行えばいいですが、

たくさんの水槽を効率よく水換えするためには、ため水タンクがあると便利です。

熱帯魚屋さんで、水槽が並んでいる棚の、一番上の段を見てみると・・・

魚が入っていない、大きな水槽があることが多いです。

それが、ため水水槽ですね。

今回は、僕が実際にやっている、アクアショップ方式のため水水槽をご紹介したいと思います。

ため水水槽を設置する

我が家の溜め水水槽です。

透明の水槽の方がほんとはいいんでしょうけど。

エアーが止まっていたり、溜め水に異常があった場合に確認できますからね。

価格と、強度、耐久性の兼ね合いから、ブルコンテナという商品をを採用しました。

400リットルと非常に重いので、設置する際は棚の強度、床の強度などに気を付けなければなりません。

また、水が漏れるような事故が起こると大変ですので、一般家庭の室内でここまでの大きさの水槽は設置しない方がいいと思います。

普通はもう少し小さくて事足りるでしょう。

エアレーションは必ずしておきます。

水を動かさないでいると、水質悪化の原因となります。

水道にホースを接続しっぱなしにして、水が減ったら蛇口をひねるだけで補充できるようにしました。

水が溜まるまで大体30分くらいかかります。

自分の場合は作業効率アップのために吸水口にバスポンプを設置しています。

サイフォンの原理を利用して、水がでてくるので、
低い位置の水槽は勢いよく水がでて、高い位置の水槽はゆっくりしか水がでないので取り付けました。

タイマーをひねってのスイッチをオンにすれば水が出ます。

出水側ははこんな感じ。

バルブを付けていますので、水の流量を調節できます。

これで水槽を設置している高さにかかわらず、結構なスピードで水替えをすることができます。

ポンプをOFFにした状態だと、高い位置の水槽はこのくらいしか水が出ません。

サイフォンの原理で水が出ているので、水槽とタンクの高さによっては、水が出ないこともあります。

ポンプをONにすると、ドバーっと結構な勢いで水がでます。

これで水換えのスピード大幅アップです。

タンクを高い位置に置く意味

ポンプを使ってあげれば、溜め水タンクを高い位置に設置する必要はなさそうにも見えます。

でも、タンクを高い位置に置く理由は、サイフォンの原理を利用するためだけではありません。

一番の理由は、室温は高い位置と低い位置では、かなり差があるためです。

棚に水槽を並べて管理する場合は、一番上段と下段では、水温がだいぶ違ってきます。

サーキュレーターを使用すれば、その差をある程度少なくすることができますが。

高い位置に置くことで、水温を効率よく常温まで上げることができます。

低い位置に置くと、水が冷たいままの場合があります。

また、棚の高い位置は作業効率が低くなる位置ですので、
飼育水槽よりも、頻繁に触る必要のないタンクを置いた方がいいですよね。

作業しやすい位置にタンクを置いてしまうと、ちょっとスペースがもったいないかな、という気がします。

ただ、床の強度、棚の強度的にしかたない状況もあるでしょうから、低い位置にタンクを設置する方法もありだと思います。