ニューラージパールグラスの水上栽培

綺麗に育てるのは意外と難しいニューラージパールグラス

ニューラージパールグラスは水草水槽の前景草として、確固たる地位を築いています。
なんといっても前景草の中でも育成はかなり簡単な部類に入るからです。

ニューラージパールグラスよりも維持しやすい前景草は、ヘアーグラスくらいだと思っています。

ニューラージパールグラスは非常に這う性質が強いため、
グロッソスティグマのように立ち上がってしまう事もないですからね。
成長も結構早いですから。

今回は水上栽培のコツをご紹介します。

育成のコツ

ニューラージパールグラスは水上栽培においても簡単な部類です。
葉がかわいいので、窓際で育成できればお部屋の癒しになりそうです。

 

植えてすぐの時期に注意

パールグラスの仲間は、新しいソイルを使う場合は、あんまり水をヒタヒタに入れない方がいいですね。
古いソイルならいいんですけど。

特に高湿度状態で育成する「ミスト式」で育成を行う場合は気を付けます。
水位を上げすぎると、枯れてしまったりしますね。
湿度が保てればいいのです。

水やり(水道水)を小まめに

キューバパールグラスの水上栽培でも同じようなことを書きましたが、新しい水をコマメに補給してあげることが大切です。
特に植えてすぐの時期は小まめに水やりや水替えをします。

新しいソイルよりも、リセットで出た廃ソイルの方が失敗しにくいと思います。
もちろんその場合はセット時に肥料を少し仕込んであげます。

窓際などで栽培する場合は、なるべく日当たりの良い場所に置いてあげましょう。

葉が黒ずんでしまう

よくある症状としては、葉が黒ずんでしまい、枯れてしまうというものです。
画像ではすでに調子を取り戻しているので、わかりずらいですね。
いい写真がありませんでした。
葉焼けかと思ってましたが、水やり・水の交換が不十分なことが原因のような感じがします。

肥料切れしやすい

ニューラージパールグラスはそれなりに肥料を要求するようです。
上の画像のように葉が黄色くなってきたら、肥料切れですので肥料を与えます。
容器をはみ出すまで大きく育ってしまうと、固形肥料の追肥はできませんので、
植え替えるか、液肥を与えます。

害虫に気を付ける

害虫の食害に逢いやすい部類の水草だと思います。

屋外の場合は、ガの幼虫にやられやすいです。

また、室内・室外問わず、アブラムシの被害を受けることがよくあります。
夏場は来ることはほとんどないのですが、春・秋の涼しい時期にやってくることが多いです。

水草水槽用のライトを照射した、「ミスト式」の場合は、アブラムシにやられやすいです。
これは光に寄ってくる性質があるためでしょう。

ラップでフタをしっかりしていたつもりでも、わずかに隙間があれば、アブラムシの集団がやってきて、
水草にびっしりくっついている、ということも珍しくありません。

室内で水草の水上栽培をしていると、12月の寒い時期でもやって来たことがあります。