メダカを直売所に出荷してみよう。梱包の方法は?

こんにちは。

メダカを副業にしよう!ということで、現在も計画を進行中です。

今回はメダカの出荷方法にはどんな種類があるか、
僕が実際メダカをどのようにして出荷しているかをご紹介します。

と、その前にメダカを売る、ということで気を付けてもらいたいことを書いてみます。

売れなかったらすぐ引き上げよう

少ない水量の中に長期間メダカを入れておくというのは、とても大きな負担となります。
いつまでもメダカを置いておくのはやめましょう。
水を変えたとしても3日程度が限度と考えてます。

それ以上でもすぐに死ぬことはないでしょうが、水質悪化やエサ切りでかなりの体力を消耗しているはずです。
お客さんが買ってからすぐ死んでしまうかもしれません。

数日で必ず回収して、数週間メダカの体力を十分に回復させます。

売れるまで、死ぬまで並べておくなんてもってのほかです。

メダカの死体が入った容器を商品として並べる、なんてことをしたら、
お客さんや直売所からの信頼は一気に崩れ去ることでしょう。

あくまで生き物を扱っているということを忘れないようにしましょう。
また、飼い方の説明書は必ず置くようにします。

さて、それでは本題に入りたいと思います。

メダカの出荷方法は?

道の駅や農産物の直売所でメダカの出荷許可が下りたら、どのようにして出荷したらいいのでしょうか。

方法は大きく分けて2種類です。

  1. ビニール袋にパッキングして出荷する

  2. 容器に入れて出荷する

①は熱帯魚屋さんでお魚を購入すると、ビニール袋にお魚と水を入れて、輪ゴムでパッキングしてくれる、アレです。
直売所でもこの方法で出荷されている物を見かけたことがあります。

ビニール袋のパッキングは、しっかりパッキングできるまでコツが必要なので、
少し難易度が高めです。
養魚場や本格的なブリーダーの方はこの方法でやるんじゃないでしょうか。

②に関しては、蓋つきのガラス瓶に入れて出荷する方が多いです。
フタが赤っぽい色のやつをよく見かけますね。

そしてビンの中には大抵、砂利とアナカリスなどの水草が一緒に入れられていますね。

ちなみに僕は容器に入れて出荷してるのですが、ビンではありません。
それは後でご紹介します。

さて、この2つの方法ですが、それぞれメリットとデメリットをまとめてみました。

 

ビニール袋で出荷するメリットとデメリット

メリット

  • 梱包のスピードが速い
  • 袋1枚当たりのコストが安い

上の2点から、沢山のメダカを捌ける、来客の多い店舗だとこの方法が良さそうです。

  • 落として割れるトラブルが無い

ビンの容器だと万が一お客さんが落とした場合、破片が飛び散って危険です。
袋の場合はそういったトラブルは無いでしょう。
ただ落とすと水漏れすることはありますが…

デメリット

  • パッキングを習得するのが難しい

これは意外と難しいんです。

パンパンに袋に空気が張った状態にするのが初心者には少し難しいです。
初心者は大体ヘナヘナのパッキングになります。

ただ、YouTubeでパッキングの方法を調べてみると、
分かりやすく紹介している動画がありました。
そちらを参考にすればショップの勤務経験がなくても、少し練習すれば習得できると思います。

  • 専用の袋は大量購入しないと高い

「熱帯魚 ビニール袋」等のキーワードで検索すると、業者がすぐ見つけられますので、そこで購入します。
大体100枚単位で送料もかかってしまいます。
メダカを試しに出荷してみたい、ぐらいの方にとっては、割高になってしまうかもしれません。

  • 空気漏れ、水漏れする

しっかりパッキングしても、完全に密封することはできないので、
空気が漏れてフニャフニャになったり水が漏れたりする袋が出てきます。
また、お客さんが落としたり、何かの拍子に袋に小さな穴が開いて水漏れすることもあります。

ちなみに酸素ボンベは必要?

熱帯魚屋さんでパッキングする際に、酸素を注入しますよね。
これは大体酸素を過剰に入れてます。

もちろん魚の種類や大きさ、密度にもよりますが、
小型魚の場合酸素を注入しなくても、家に持って帰るぐらいなんてことない場合が多いです。

袋の中の空気の割合を多くとってパッキングすれば、1日~2日くらいは問題なかったりします。
※但しその見極めは自己責任で!水温や魚の密度、水と空気の割合、空気漏れのリスクなど考慮が必要です。

どんな袋がいい?

こんなのがちょうどいいかと思います。

袋の底が丸底になっているため、魚が角の変なすき間に挟まってしまう事故も防げます。

ほんとは下の商品の方が長さがちょうどいい感じなんですけど、プリントがされてます。

 

 

容器に入れて出荷するメリットとデメリット

メリット

  • 容器はなんでもよいので、手に入りやすい
  • 観察しやすい

袋に比べるとメダカが観察しやすく、見栄えがします。

  • 初期投資が少なくて済む
  • 梱包が簡単
  • 水替えがしやすい
  • 砂利や水草を入れると販売した容器でそのまま飼育できる(?)ということで気軽に買ってもらえる

この方法に関しては、個人的にメダカはなるべく広い容器で飼育してもらいたいので、オススメしません。
明らかに狭い容器で砂利と水草を入れると、販売した容器の中でずっと飼えるという印象を与えるので、注意が必要です。

デメリット

  • ビンの場合は割れる危険がある
  • まとめ買いしにくい
  • 容器一個あたりのコストが高い

 

実際どうやって出荷してるか

さて、長々と説明してしまいましたが、結局僕がどうやってるかです。

僕はこれを使ってます。

このプラスチックのカップです。

プラスチックのカップを使うメリットは、

  • ビンよりも安価
  • 水替えができる
  • ビニール袋よりは観察しやすい
  • 割れない
  • 酸欠になりにくい(?)

といったところでしょうか。

ただしデメリットもありまして、

落としたりすると衝撃でフタが開いてしまいます。
ですので、必ず4か所テープで止めるようにしてます。

 

必要ないかもしれませんが、念のため空気穴をあけておきます。
無くても大丈夫でしたので今は開けていません。

ハンダゴテで穴をあけます。
やけどに注意です。

 

 

こんな感じで穴が空きました。

水とメダカを入れます。

環境の変化のせいか、メダカが糞を一気にしますので、
出荷前日にメダカを容器に入れておいて、
当日の出荷前に一度水替えをするといいと思います。

水質悪化を防げますし、水の透明度が上がって、見栄えがします。

見栄えがしないと、なかなか売れずにメダカの負担となるので、
短期間の間に捌くことを意識します。

テーブも忘れずにしておきます。

できました。