水草が茶色く溶ける原因

こんにちは。なおたろーです。

ショップで購入した水草が溶けたり、茶色く変色してしまったことはありませんか?

何回チャレンジしてもダメ。

水槽の水質が悪いのかな?
いろいろ試してみみたけど、やっぱり溶ける。
理由がわからない・・・

このような悩みを抱えているアクアリストの方は多いのではないでしょうか。
今回は水草が溶ける現象について、僕なりの見解をまとめていきます。

金魚藻(アナカリス・カボンバ)は溶けやすい

金魚藻として有名なアナカリス・カボンバですが、この2種類は最もメジャーな水草と言えます。

この2種類の水草はそもそもショップに入荷した時点で状態が良くないことがあります。
特に夏場は状態が悪いことが多いです。

ショップでは問題なさそうに見えても、持ち帰ってから溶けてしまうことがよくあります。

アナカリスは非常に育成の簡単な水草なのですが、
カボンバは育成が難しい部類の水草です。

自宅の水槽の環境に問題がある?

皆さんがまず疑うのはここだと思います。
水草を購入するお客さんの中で、その水草が育てられる環境を整えられている人は、
いったいどれくらいいるのでしょうか。

一言に水草といっても、育成が難しいものがあります。

そもそも初心者が育成するには難しい水草がほとんど

キューバパールグラスや、グロッソスティグマなど、背丈が低くて葉の細かい水草は、
見た目がきれいなので、初心者の方は何もわからず買ってしまうこともあります。

ショップで並んでいる水草のほとんどは、強力なライト無しでは育成が難しい水草です。

初心者が簡単に維持できる水草は限られています。

初心者が育成しやすい水草の代表的なものでは以下です。

  • アナカリス
  • マツモ
  • アヌビアスナナ

このあたりの水草からチャレンジしてみては。

水草を購入する前に、一度店員さんに相談してみましょう。
もっといいのは、スマホで目の前の水草を検索して、育て方を自分で調べましょう。

輸入物か国産かの違いは関係ある?

輸入物は、国産に比べてショップにたどり着くまでの時間が掛かります。
さらに、空輸ですからいったいどんな温度変化に晒されているのかわかりません。

国産水草よりも、多くのストレスを与えられているわけですから、
輸入水草が溶けやすいというのは、間違い無いでしょう。

国産水草は溶けないのか

僕はショップで働いていた経験があるのですが、
国産水草がどうだったかというと、
確かに輸入物よりは溶けにくいのですが、よく溶けてました。

すぐに溶けるということは無く、仕入れてから溶け始めるまで、
輸入物よりも長持ちはしていました。

水草が溶ける大きな要因は、水草の保持しているエネルギーが底をついたから、ではないでしょうか。

水上葉は溶けやすい?

たしかに、水上葉から水中葉に移行するのが苦手で、溶けやすい水草はあります。
ですが、水上葉=溶ける、というのは間違いで、

多くの場合、状態のいい新鮮な水上葉であれば、勢いよく成長し、水上葉を展開してくれます。
新鮮な水上葉は手に入れにくいので、水上葉は溶けるというイメージを持ってしまいがちです。

すぐに溶けてしまうのは、前述したように、エネルギー切れを起こしていることが多いのです。

とにかく溶けやすい水草がある

クリプトコリネ

代表的なものはクリプトコリネの仲間です。

クリプトコリネの仲間は、植え替えたり、
水温の変化によって溶け始めることは珍しくはありません。

そのため、消費者が購入するまでに、
流通の過程で既に溶けるスイッチが入っていても不思議ではありません。

ショップで購入したクリプトコリネは溶けるのが普通です。
クリプトコリネが枯れたからと言って、慌ててはいけません。

そのうち新しい水中葉が出てきます。

他にも溶けやすい水草はたくさんありますが、またの機会にご紹介します。

どこで水草を手に入れるのがいい?

取り扱う水草の種類の多さ、水草の状態、を考慮すると、通販のチャームさんが良いでしょう。

チャーム本店

無農薬と表示されている水草の多くは、自社で栽培しているようです。

栽培されている水草を注文が来てからカット、発送するわけですから、
ショップに並んでいるものよりも、ファーム直送の方が、断然エネルギーを蓄えているはずです。