ホテイソウなどの浮草は冬越しできるのか。耐寒性はどのくらいある?

我が家は九州なので、越冬は簡単な方だと思います。
とはいえ、冬は雪が積もったり、水に氷が張るくらい冷え込むので、外に置きっぱなしにしておくと枯れてしまいます。

冬越しにはちょっとしたコツがあるのです。

今回はホテイソウをはじめとした、浮草の冬越しの方法についてまとめてい行きたいと思います。

ホテイソウの冬越し

3月中旬の様子。

ホテイソウは多くの地域で冬越しは可能です。

今は3月ですが、今年も、ビニールハウスにて管理していたホテイソウ(ホテイアオイ)は、難なく冬を乗り切りました。

ですが、ビニールハウスは必須ではありません。

茶色く変色した葉が多いですが、新芽を出し始めています。

大事なことは、何かでホテイソウを被覆して、冬の冷気や霜から守ってあげること。

方法として、軒下に移動させるか、農業用のビニールや、ラップなどで水槽に蓋をしてしまいましょう。

そうすることで、霜を防ぐことはもちろん、簡易的な温室となり、日中に気温・水温ともに上昇させることができます。

また、発泡スチロールの箱に入れておくと、保温効果が高まり、先ほどの透明な蓋をする方法と合わせて行うことで、冬越し成功の確率がさらに上がります。


よく見るとアブラムシが。春先はアブラムシが毎年やってきます。

ホテイソウ以外の浮草の冬越し

もしヒーターを入れた熱帯魚水槽を管理していれば、そこで冬を越すのが確実です。

ホテイソウのようにサイズが大きくないものはそうするのがベストですね。

ただ、先ほどの冬対策をしていれば、屋外で冬越し可能な浮き草が結構あります。

冬を越すことに成功した浮草の、3月ごろの写真をご紹介します。

サルビニア・ククラータ

そこそこの耐寒性。
ホテイソウと同レベルだと思います。

3月になり、暖かくなってきましたが、まだ成長のスイッチは入っていないようです。

オオサンショウモ

こちらも同レベルの耐寒性だと思います。

アマゾンフロッグピット

こちらも難なくクリア。

フィランサスフルイタンス

溶けながらもなんとか冬を乗り越えました。

こちらは少し冬越しが難しく、浮草の中でも比較的低温に弱いようです。

毎年、冬を越すことができずに枯らしてしまっていましたが、今回はビニールハウスにて越冬に成功しました。
今年は暖冬だったということもあるかと思います。

この浮草に関しては、無理せず室内のヒーターを入れた水槽で冬を乗り切った方がいいでしょうね。