夏場は遮光してメダカ水槽の水温上昇対策をしよう。

メダカを屋外飼育している場合は、遅くても梅雨明け前には暑さ対策が必要になります。

日陰であれば問題ありませんが、日光が差し込む場所に置いている場合は、遮光が必要になります。

夏場の水温上昇はメダカ飼育初心者の「落とし穴」

メダカは日光を好むお魚です。

そしてメダカは水温上昇にも比較的強いという特徴があります。

しかし、夏場の直射日光によって水温がどれだけ上昇するか、
また、メダカにどれだけ影響があるかというのは、
屋外飼育初心者にとって、全く予想が付かないところです。

強健なメダカといっても、夏場の水温上昇には気を付けなければいけません。

すぐ死ぬことが無くても、産卵が止まったり、体力を消耗して弱っていくこともあります。

僕自身も、屋外飼育に初めて挑戦した年は、水温上昇の対策をしていなかったため、
メダカの飼育がうまく行きませんでした。

特に黒い水槽は水温上昇に注意が必要

しばしばメダカ飼育に用いられるトロ船は、黒いものが一般的です。

安価で丈夫なので、メダカの飼育に使いやすいのですが、夏場の直射日光による水温上昇には特に注意が必要です。

黒い容器は日光を吸収するので、夏に日当たりが良い場所に置いておくと、お湯になってメダカに深刻なダメージを与えかねません。

反対に白容器は水温上昇しにくいため、夏場は白い容器(プランター)に切り替えて育成する方もいらっしゃるようです。

黒い容器で飼育している場合は、必ず日当たりを考慮して、遮光が必要か検討しましょう。

どうやって遮光するか

遮光には寒冷紗や遮光ネットを使用します。

トンネル支柱にネットをかぶせて、パッカーで固定します。

水槽の数が少なければ、「すだれ」を使用したり、水槽を日陰に移動させてもよいでしょう。

ホテイソウなどの浮草を浮かべると、いくらかは水温上昇を防ぐ効果はありますが、
多くの場合それだけでは十分ではありません。

あまり浮草を多く浮かべると、酸欠状態になりやすいため、浮き草による遮光はあまりおすすめはできません。

鳥やヤゴ対策にも効果あり

遮光ネットで水槽を覆ってしまえば、トンボの産卵を防ぐ事ができるため、ヤゴの侵入対策になります。

鳥などの動物もメダカを襲うことがあるため、遮光ネットをかぶせることによって動物対策にもなります。

サギにメダカを根こそぎ取られた、っていう話はよく聞きます。

食べられなくても、鳥が水浴びをして水が汚れてしまうということもありました。

遮光に加えて、動物対策にもなるため、一石二鳥です。