こんにちは。
利用価値がほとんどないとされる、竹(孟宗竹)。
タケノコはおいしいんですけどね。
タケノコで収入を得ようとしても、まず割に合いません。
竹林の手入れを怠ると、あっという間に荒れ放題になります。
竹林の管理はかなりの重労働。
かといって業者に伐採を頼むと相当な額を請求されます。
竹からお金を生み出すことができれば、手入れしようというモチベーションが保てるかもしれません。
今回、竹を有効活用する方法を考えましたので、ご報告したいと思います。
竹をどうやって利用するか
僕は竹でメダカの水槽を作っています。
竹林整備の際に伐採した竹で、メダカの養殖池を作るのです。
以前は間伐材の丸太で作っていたのですが、手に入りくく、しかもメチャクチャ重い!
運搬して枠を組むのに一苦労でした。
竹であれば手に入れやすく、軽いので楽々組み立てられます
これは竹林の管理とメダカの養殖が同時に行える、一石二鳥の方法です。
竹水槽をつくるとは?
竹で水槽を作る、というのは正確に言うと、
竹で水槽の枠を作り、ビニールシートや農業用の遮水シートをかぶせて簡易的な水槽を作るということです。
この方法では大量の竹を必要とするので、伐採も捗るでしょう(笑)
角材と板でも簡易的な水槽は作れるんですが。
沢山作ろうとすると意外とお金がかかります。
また、水槽のサイズが大きくなるほど、竹で作った方が安くなります。
強度や耐久性も、薄い木の板で作るよりも、竹の方がマシなような気がします。
メダカ用ですので、水槽の高さは低めで問題ありません。
30㎝~35㎝程度でしょうか。
あまり高くすると水圧に耐えらない可能性があるので、浅めに作りましょう。
池じゃだめなの??
ちなみに穴を掘って池を作るのは労力がかかりすぎます。
地面と同じか、低い位置に水面があるような状態だと非常にメンテナンスがしにくいです。
地形にもよりますが、地面を掘ってしまうとサイフォンで水を抜くことが困難です。
また、メダカを掬うのにも一苦労です。
僕は掘って池を作ることは二度としません(笑)
竹水槽の作り方
まずは仮で杭を打ち込みます。
ホームセンターで販売している杭でもよいのですが、ビス止めする際に割れやすいです。
オススメばワンバイ材を適当な長さにカットして、端をV字にカットして杭にする方法です。
杭を外側と内側に仮で打ち込んだら、竹を間にはめ込みます。
杭を丁度良い位置になるまで打ち込みます。
コースレッドで杭と竹を固定します。
下穴をあけなくても、今まで竹が割れたことはありません。
枠の完成です。
ご覧の通り適当です。
水平を出さなくても、ガンガン量産できるのがメリットです。
内側の杭は必要ないので抜きます。
シートを張る前に、節の切り口など、尖ったところが無いかチェックします。
地面の石もできるだけ取り除きます。
ビニールシートは最低でも2重に張ります。
外側の竹にも日光が当たらないように、ビニールシートで覆ってあげた方が良いと思います。
紫外線を浴びると竹の劣化が進んでしまいます。
水を入れて
タッカーで杭にシートを固定すれば完成です。
一日一個のペースで量産中です。
まとめ
低コストで大型水槽を作れる、竹水槽。
竹と土地が余ってお困りの方は、試してみてはいかがでしょうか。
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