アヌビアスの水上栽培・ミスト式栽培の方法

アヌビアスの水上栽培記録

アヌビアスナナ

チャームさんで買ったやつ。

 

今回はアヌビアスナナを水上栽培してみました。

水上葉が流通しているわけですから、冬の低温を避ければ育成は十分可能なはずです。 
そのうち屋外でアヌビアスの仲間をたくさん栽培してみたいので、まずは室内で育成ノウハウを蓄積していきたいと思います。

ウォーターローン栽培と同じく、40㎝水槽でミスト式、窓からの太陽光+LEDライトを照射、エアレーション有りで管理しています。

1か月後

ちょっと観察しないうちに、根が沢山出てきました。

思っていたよりは、成長早めです。

この時点まで肥料をあげていませんでしたが、1か月に1~2回薄めた液肥を霧吹きで与えることにしました。

また、2秒一滴でCO2添加をしてみることにしました。

気密性の高い空間ですから、二酸化炭素の添加は有効ではないかと踏んでいます。

2か月後

新設した屋外プレハブ小屋に移しました。

照明は太陽光のみです。

一回り大きなポットに、ロックウールで植え替えています。

根がでてます。

アヌビアス・バルテリー

さすがに大型の品種だけあって、成長も早いです。

育成から1か月ほどで根がこんなに出てきました。

他の品種とは明らかに成長スピードが違います。

アヌビアスナナ・プチ

 

成長遅いです。
植え付けてから1か月ほどで新芽が2枚程度しか出てきません。

どうもアヌビアスはミクロソリウムよりも寒さに弱いような気がします。

早く育ってくれ。

アヌビアスナナ・ゴールデン

低温が続いたせいか、新芽が茶色くなっているものが多いです。

やっぱり普通のナナよりも弱いかな。

暖かくなってきたので、これから状態が改善するのか観察してみます。

海外ファームのアヌビアス栽培

今回試した環境で、屋内であれば十分育成可能なようです。

一方屋外での栽培ですが、

屋外でケースなどに入れない状態で、水上管理がうまく行っている方もいるようです。
日当たりや風の当たり方など、置き場所が難しそうですね。

ただ、自分の場合は年間通して外で管理したいので、フタのできる容器の中で、冬はなんらかの方法で加温して乗り切りたいと思っています。

問題は、夏場の高温と蒸れをどう乗り切るかですね。

遮光+エアレーション、適度な通気性を持たせたフタ、によって対応することになるでしょうが、そのバランスを習得するまで、けっこう苦労しそうです。

たった一回の失敗で台無しになりますからね。

春になり暖かくなったら、実験開始したいと思います。

海外のファームの様子

インドネシアのファームらしいです。
超大量にアヌビアスを栽培してますね。

どうやら穴の開いた発泡スチロールの板を浮かべて、そこに定植しているようです。
一般的な水耕栽培の方法ですね。

趣味の範囲でやっているので、当然コスト的にハウス全体を温めることなんてできません。

日本の冬を乗り切るためには、ここからもう一工夫必要ですね。

 

こちらはドイツのデナリー社を見学する動画。

設備や技術が洗練されていて、見ていてとても面白い動画です。

10分辺りからアヌビアスの一種を栽培している様子が見れます。

どうやらビニールと寒冷紗?でトンネルを作れば、適切な光量と湿度に調節することができるようですね。

上部にスプリンクラーが配管してあって、定期的にミストを噴霧しているみたいです。

ただこれに関しては、流木付きアヌビアスナナを栽培するために不可欠な設備であって、
通常の水耕栽培では、必ずしも必要なものではないような気がします。

トンネルの高さがかなりありますが、その部分も再現したほうがいいのか、作業性のためなのか。
高さがある方が蒸れにくそうですが。

 

海外のこういった動画は非常に参考になります。