今回は虫の画像を載せますので、苦手な方はご覧にならない方が良いかと思います。
水草を水上栽培していると、水草を食べる害虫が沢山やってきます。
野菜でもないのに意外かもしれませんが、結構虫にやられます。
どんな環境で害虫は付くのか?
当然虫が付きやすい環境、付きにくい環境があります。
また、季節によってやってくる害虫も変わります。
害虫による被害を受けやすい環境
室内や軒下など、光量が十分でなく、雨に晒されない場所で水草を育成していると、虫にやられやすいです。
蛍光灯がアブラムシをおびき寄せてしまう事もあります。
また、肥料や光量が不十分で、水草の抵抗力が弱ると、虫が付きやすくなります。
被害を受けにくい環境
屋外で十分な光量と肥料を与え、水草を健康に育成することが大切です。
また、雨ざらしの環境で栽培すると、水位が定期的に上昇するので、
水草に付いた虫を水没させることができ、害虫による被害を受けにくくなります。
周囲に適度に雑草が生えている環境の方が、
クモやカエルなどの益虫が沢山やってきます。
そういった環境のほうが食害を受けにくい気がします。
クモは水草を栽培するプランターに大量に住み着くことがありますね。
野菜の有機栽培の分野でも、雑草を綺麗に刈り取ってしまうと、虫が付きやすくなる、という考え方があるようです。
こいつらがいくらか害虫を退治してくれているのかも?
水草を食べる代表的な害虫
アブラムシ
個人的に一番厄介な害虫です。
真夏はあまり見られません。
春・秋の涼しい時期に大量にやってきます。
冬でもアブラムシが付きます。
特に室内でライトを使って水上栽培していると、気が付くとびっしりくっついていることがあります。
人工的な光に集まってくるようです。
水没させると浮いてくるのですが、水をはじいて体の周りに気泡を作ってしまうので、死ぬことはありません。
野菜などに付いたアブラムシの対処法として、牛乳をスプレーでかけて窒息死させるという方法があります。
牛乳によって水が痛んでしまうことも考えられるので、水草で試したことはまだありません。
ですが、物は試しということで、今度アブラムシが付いたら実験してみようと思います。
アブラムシが付きやすいハイグロフィラに、天敵のテントウムシを発見。
チョウやガの幼虫
いわゆる、イモムシですね。
幅広い種類の水草が被害にあいます。
特にルドウィジアの仲間や、パールグラス・グロッソスティグマなどのゴマノハグサ科の水草が食べられやすい気がします。
葉の裏側に隠れるのが上手なので、上から見ただけでは見つけられないことが多いです。
食害が見られたり、糞を発見したらすぐに対処します。
なんか水草の様子がおかしいな~と数日放って置くと、瞬く間にに食べつくされてしまいます。
うえ~。
食害にあったストロギネ レペンス(ストロジンsp.)を水没させました。
隠れて見えなかった幼虫がウジャウジャと出てきます。
ルドウィジアについた蛾の幼虫です。
観察してみると、ものすごい勢いで水草を食べているのがわかります。
初夏にやられやすいので、その時期は小まめに水草を水没させて対処します。
オンブバッタ
スイレンやホテイソウ(ホテイアオイ)などが被害を受けます。
ホテイソウに穴がいっぱい空いていたら、こいつの仕業でしょう。
ショウリョウバッタよりも小型で、顔にイボがあるのが特徴です。
このバッタ以外で食害しているところを我が家ではまだ確認できていません。
他のバッタより比較的水草を好むのかもしれません。
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