こんにちは。なおたろーです。
今回は、アクアリウムで飼育されるエビの養殖について考えていきます。
もくじ
レッドビーシュリンプの養殖
レッドビーは一昔前、大きなブームとなりました。
副業としてレッドビーのブリーダーになった方は当時たくさんいたことでしょう。
現在ではブームは落ち着き、価格もかなり落ち着きましたが、
アクアリウムの一つのジャンルとして、今でもある程度の人気をを持ち続けています。
レッドビーは儲かるのか
さて、あくまで個人的な意見です。
ビーシュリンプの養殖は、リターンの割にあまりにもリスクが高すぎると思います。
副業は生活を豊かにするためのものです。
投資のリスクは、生活を脅かすことにもなりかねません。
副業はなるべく少ない投資で始められて、続けられるものであることが望ましいです。
あくまで趣味として飼育して、増えすぎたら売る、程度にしておいた方がいいでしょう。
初期投資と維持費
単価が高いので種親を購入する時点で、大きな出費です。
レッドビーシュリンプの育成では、基本的にガラス水槽を使用します。
エビのコンディションの確認、選別などが重要なため、横からの観察はほぼ必須かと思います。
大型のガラス水槽はかなり、高価です。
もっと飼育が簡単な生体であれば安価で大きな水槽を使用できるのですが。
ソイルだって大量に必要です。
水槽の本数が増えれば馬鹿にならない費用が掛かります。
また、ソイルは消耗品なので、多くの場合1~1年半で交換が必要です。
また、レッドビーといえば高水温への弱さです。
夏場は部屋の冷房をつけっぱなしにしなければ乗り切ることができません。
特に夏場は電気代が非常にかかります。
置き場所が室内に限られる
何を養殖するにしても、規模をどれだけ大きくできるかが重要なポイントです。
屋外で飼育可能であれば、農地の一部を利用するなど、規模を拡大することは特別難しいことではありません。
ですが、夏場の水温管理が必要なビーシュリンプでは、屋外で管理、繁殖させることは大変難しいです。
何とか乗り切るくらいなら、できないことはありませんが、とてもリスクも高く、生体に大きな負荷をかけます。
屋外で安定して繁殖させることはほぼ不可能でしょう。
規模を拡大しようとすると、冷房付きの部屋を作らなければなりません。
これは余りにもハイリスクな投資です。
ノウハウの習得に時間が掛かる
レッドビーシュリンプはミナミヌマエビと違って、繁殖の難易度が高い部類のエビです。
それなりの飼育技術を獲得するまで、どれだけ早くても2~3年はかかります。
それまでにビーシュリンプを死なせてしまうなど、大きな失敗を繰りかえし、乗り越えなければなりません。
まともに繁殖ができるまで、たくさんの時間とコストが代償として必要となります。
その代償に見合うリターンは本当にあるのか、というところは疑問に思います。
繁殖の難易度が高い
エビの中でも繁殖が難しい種です。
- 少しずつ、ぽつりぽつりと死んでいってしまう
- 死ぬことは無くても、いつまでたっても殖えてくれない
- せっかく殖えたのに、稚エビがだんだん消えていく
ということをだれしも経験します。
それだけ、ビーシュリンプは繊細なエビなのです。
初心者でも運が良ければ爆殖してくれることはありますが、成功率が高くなくては意味がありません。
アクアリウムの経験もなく、副業目的でビーシュリンプの飼育を始めるのは、かなり安易でしょう。
高価な上に、「エビ」は全滅のリスクを抱えている
エビは薬品に非常に弱いです。
殺虫成分がどこかから入り込んでしまえば、ビーシュリンプに限らず、エビという生き物は全滅してしまいます。
ビーシュリンプは単価が高いことが魅力ですが、同時にそれは大きなリスクとなります。
たった一つの小さなミスで全滅してしまえば、立ち直れないほどの大損害を受けてしまいます。
ミナミヌマエビの養殖
ミナミヌマエビはアクアリウムで定番のエビです。
大人しく小さなエビなので、苔取り要因として活躍してくれます。
とても飼育しやすく簡単に繁殖を楽しめます。
価格は一匹数円~数十円で販売されています。
ミナミヌマエビの養殖は儲かるのか
ミナミヌマエビに関しては、養殖する意味はほとんど無いと思います。
というのも、ミナミヌマエビは養殖などしなくても、いくらでも野外で採れるからです。
ミナミヌマエビは田んぼの用水路などに大発生していることがあります。
タモ網を軽くひとすくいすれば、数百匹採れるようなポイントは、珍しくありません。
そういった場所と時期が分かれば、数千、数万匹など、1日で採れてしまいます。
もしミナミヌマエビを販売して副業にしたいのであれば、
大量にとれるポイントを見つけ、一時的に大量のエビをストックできる大きな水槽を用意するのが良いでしょう。
販売ルートは
ヤフオクや直売所・道の駅などが良いです。
ヤフオク
ヤフオクであれば数百匹単位での需要が多くあるので、
それなりに数を売ることはできるでしょう。
価格は、数百匹レベルになると、一匹当たり2円~10円程度が相場のようです。
200匹で1300円程度でしょうか。
但しミナミヌマエビが取れる場所はたくさんあるので、競合は多くなります。
また、水漏れしないような梱包方法を習得する必要があります。
直売所・道の駅
直売所や、道の駅で販売する場合は、ネット販売と比較して単価は高くなります。
プラスチックのカップに、エビをマツモや浮草などと一緒に入れれば、
おそらく300~400円程で売れると思います。
自宅近くに出荷可能な店舗があるのであれば、ネット販売よりも稼げるはずです。
注意点としては、
販売しているエビが死んでしまっては信頼を損ねたり、大事になりかねないので、
エビの状態やスタッフの方にかなり気を使わなければなりません。
日が当たりすぎないか、置いておくのは何日間か、水漏れしてトラブルにならないか、説明書は必要か、等々。
できればメダカなども一緒に販売できれば良いかと思います。
月いくらくらい稼げそうか
ミナミヌマエビを副業とするなら、月1~2万なら稼げるのではないでしょうか。
副業にするならチェリーシュリンプがオススメ
チェリーシュリンプは様々な品種がありますが、
安いものだと100円~
高いものだと300円程度で取引されます。
飼育繁殖難度はミナミヌマエビとほぼ同じ
ミナミヌマエビは殖え過ぎて困ってしまうくらい繁殖力旺盛なエビです。
実はチェリーシュリンプはミナミと同じくらい繁殖が簡単なのです。
屋外無加温飼育で越冬できる
レッドチェリーシュリンプが屋外で越冬できることは確認済みです。
つまり、ある程度広い土地があれば、池や大きな水槽を作って、少ない投資で大規模に養殖を行えるということです。
エビの単価がちょうどよい
高すぎず、安すぎることなく、程よい価格です。
失敗しても、大して大きな損失は出ないでしょう。
上手く販売できれば、それなりの利益を出せるはずです。
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