リセット簡単!底面式フィルターのちょっと変わった使い方

底面式フィルターは非常に強力な濾過方式で、僕もお気に入りろ過システムとして重宝しています。

最近この底面式フィルターを、今までと少し違った使い方で試してみました。

それなりに実用的な面もあると思ったので、ご紹介してみます。

底面式フィルターをもっと便利に

ろ過が強力、安価、見た目もスッキリの優等生である底面式フィルター。

ソイルと組み合わせて使用する際は、リセットがとても面倒ですよね。

ソイルを使用する限り、どのフィルターを使おうがリセットの手間はほぼ同じなのですが、今回の方法ではその手間を少なくすることができます。

リセットの手間とは

底面式フィルターにソイルを敷いて使用する際は、だんだんとソイルの粒が崩れてきます。
そのため、半年から1年ほどでソイルの交換のためのリセットが必要になります。

このリセットが非常に面倒なのです。

砂利を使用する際はいくらか楽なのですが。

水槽内の生体をすべて掬い、ソイルをスコップやネットで綺麗に取り除かなければなりません。

あらかた取り除いたら、今度はドロドロになった水槽を外で洗います。

これは非常に億劫な作業です。

水槽が一つくらいならまだしも、いくつもある場合は大変な重労働になります。

そもそもソイル+底面式フィルターで管理する必要は?

主に水質調整を目的とする場合、ソイル+底面式フィルターが非常に役に立ちます。

レッドビーの育成にも用いられていますし、低pHを好む熱帯魚を飼育する場合、
自宅の水道水のpHが高い場合にも効果を発揮します。

水道水のpHが高いと、水槽立ち上げに苦労しますからね。

また、吸着系ソイルと組み合わせることによって、非常に高いろ過能力を発揮します。

タッパーやプラケなどの容器に底面式フィルターをいれて

さて、今回ご紹介するその方法ですが、
水槽内に直接底面式フィルターを設置するのではなく、ちょうどいい大きさの容器に底面式フィルターとソイルを入れてしまうというものです。

エサは砂利の敷いてないところに落としてあげることで、フィルターに汚れが溜まりにくくなります。

 

 

コリドラスなどの底モノや、エビの育成などに効果的かもしれません。
また、後述するメダカの育成にも役に立ちます。

デメリットは?

水槽全体に敷くよりも、ソイルの量は少なくなるため、pHを下げる効果の持続期間はやや短くなるかもしれません。

その代わり、ソイルの交換は容器を水槽の外に取り出して入れ替えるだけなので、大した手間はかかりません。

リセットによる水質の急激な変化が怖いという場合は、補助的にスポンジフィルターを付けてみるのもいいでしょう。

屋外のメダカ水槽にも相性抜群

屋外でメダカを飼育する際は、フィルターを使用しないで育成する場合が多いかと思います。

メダカを育成する場合は、大きなトロ船やジャンボタライなどを使用することが多いので、
水槽底面前面に砂利を敷くことは現実的ではありません。

広い面積を砂利掃除するのは骨が折れますし、汚れが速攻で溜まります。
なので、今回ご紹介した、容器に入れた底面式フィルターを使うのに持ってこいなのです。

フィルターが占領する面積は小さくなりますし、容器の中に入れて一段高くなれば、汚れは水槽の底に溜まりますからね。

また、屋外メダカ水槽に底面式フィルターを使用する最大のメリットとして、ろ過能力をアップさせるだけでなく、
水を青水ではなく、透明な状態で管理することが可能になります。

青水はメダカの健康に良いと言われていますが、青水が濃すぎるとメダカに悪影響があったり、
青水の質によってもまた、メダカに悪い影響が出ることがあります。

青水は意外と扱いが難しいものなのです。

また、青水で飼育している場合は、メダカを観察しにくくなります。

そうなるとメダカの泳ぎ方の異常や、体表の異常の発見が遅くなり、致命的なミスを起こしてしまいます。

なにより、水が透明な方が見ていて楽しいですよね。

ちなみに底面式フィルターでなくても、投げ込み式フィルターを埋め込んで使っても構いません。

以前、水槽内に容器を入れて、赤玉土を入れ、投げ込み式フィルターを埋め込んでろ過をする愛好家の方の画像か動画を見かけたことがあります。