オトシンネグロの雄雌の違い
雄雌の差は、ある程度成熟していば、体型によって簡単に見分けられます。
オス
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メスと比較するとスマートな体型をしています。
メス
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オスと比較し、やや体が大きく、
成熟するにつれて腹部が膨らみます。
オトシンネグロの産卵のさせ方
よく言われているのは大幅な水換えです。
水換えは産卵を誘発するための、一つの手段として、確かに効果はあるかと思います。
しかし僕の経験上ですが、ある条件が整えば、特に大幅な水換えを行わずとも
継続的に産卵行動を観察することができました。
成熟したオトシンネグロを4ペア程入れた水槽で、数か月間にわたって、
約1週間に1回のペースで、いずれかの個体で産卵を確認できました。
では、肝心のオトシンネグロを産卵させるためのポイントとは何でしょうか。
それはpHを落としてじっくり待つことです。
新しいソイルを入れた水槽で飼育してください。
そして水換えはなるべく控えめにしてください。
オススメは吸着系ソイルで定評のあるプラチナソイルです。
このソイルは安くて質も申し分ないです。
ソイルの厚みは3~4㎝程度敷くと良いでしょう。
後は先述の水換えを控えて待つだけです。
産卵のスイッチが入ると、継続的に産卵してくれるはずです。
こうすることで下手に大幅な水換えをするよりも、産卵させる成功率がぐっと上がるはずです。
ちなみにプラチナソイル+底面フィルターで飼育してあげると、より繁殖の成功率が高まる気がします。
オトシンネグロの産卵~稚魚の孵化
産卵が近づくと複数のオスが1匹のメスを盛んに追いかけるようになります。
この行動が見られたら、その日のうちにメスは産卵を始めます。
卵はガラス面などに数十個産み付けられます。
色は黄緑色をしています。
卵は3日程度で孵化します。
孵化後はヨークサックがなくなるまで産み付けられた場所から動きません。
スポイトで吸い取ろうとしても張り付く力が強く、隔離する場合は少し手間取りますが、このタイミングがいいと思います。
孵化から3日目には泳ぎ始めるので、
大きい水槽や、流木やアクセサリーを設置している場合は、稚魚の回収にさらに悪戦苦闘することになります。
ちなみに、卵の状態で回収しない方が良い気がします。
産み付けられた位置から動かしてしまうと、孵化後まもなく死んでしまう事が多かったためです。
なので孵化するまではそっとしておくのがオススメです。
親は卵を積極的に食べることはありませんが、産卵された卵が急になくなることがあるので、
おそらく食べることも稀にあるのだと思います。
産卵から孵化までの様子を写真で記録したことがあったので、
載せてみたいと思います。
産卵から1日目
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産卵から2日目
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産卵から3日目
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孵化が始まりました。
孵化から2日目
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3日目
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この時期から、餌を求めて親と同じように張り付きながら泳ぐようになります。
4日目
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5日目
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オトシンネグロの稚魚の餌
稚魚は孵化後3日目からブラインシュリンプを食べます。
1日最低2回はあげます。
大きな水槽ではブラインを捕食しづらいので、プラケなど小ぶりなケースに隔離してあげた方がいいです。
人工餌はある程度成長しないと、なかなか興味を示しません。
1㎝程まで成長すれば、人工飼料を積極的に食べるようになります。
タブレットタイプの餌ではなく、たべやすい小型魚用の顆粒フードがおすすめです。
稚魚はあっという間に大きくなるので、育成していて楽しいかと思います。
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